7/7〜退院しおうちへ〜

土曜日だ。待ちに待った退院の日だ。

どんな姿で退院してくれるのかなぁとやはり不安だった。

職場に遅く行く旨を伝えて、父と病院に向かった。近いけど帰りは犬が歩けないと思い、車で行った。

受付をして外で待った。これからどうやって消えゆく命と向かいあおうかを色々考えていた。

名前を呼ばれ、受付の方へ向かうと奥の診察室が見えて、診察台の上にうちの犬がいた。目が合って、ずっとこっちを見ていた。

飼い主が少し離れたところにいるのが不思議だったのだろう。変な顔をしてこっちを見ていた。

診察室に行き、皮下点滴のやり方を習った。そんなに難しくないなと思った。基本は二人でやるものだが、一人でできそうだ。というよりも、やれることは何でもやりたいと思っていた。何よりも食べ物を食べることが大切だということだった。頑張りたい。

一旦、お会計のために受付の方へ戻った。担当医と看護師さんが犬を抱きかかえてリードをつけ、首にバンダナを巻いてこっちに一緒に歩いてきた。

久しぶりの再会である。素直に嬉しかった。

正直、ここの動物病院のスタッフには頭が上がらない。みなさん若いのに、本当に動物が好きで一所懸命ケアしてくれる。

お会計も思っていたよりも全然安かった。

犬は自由になったのか、歩き回っていた。二日前の絶望的な表情が嘘みたいだ。

一応、車に乗せておうちについて部屋に入れた。リラックスしていた模様。

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夕方、散歩するとゆっくりだが足取りはしっかりしていた。オシッコもしてくれて一安心。

あとは、なるべく多くの時間を一緒に過ごしてあげようと誓った。

その日は散歩に三回も行った。率直に言って行き過ぎだ。心臓に負担がかかる。でも、本人も行きたいらしいからまぁいいかな。

とにかく、これからが大切かな。

でも、食べ物は食べなかった。すぐ避けてしまう。こっちも一所懸命考えて何とか食べさせねば。

 

ポッキー、今日やっと退院できたね。おめでとう!

受付に行った時に目が合ったね!なんか、「おやっ!?」て顔してこっちを見ていたよね。

看護師さんから点滴のやり方を学んで、受付で待っている時にポッキーがこっちまで自分の足で歩いてくるって勘付いたよ。診察台から降りて、先生と看護師さんの前を歩いてこっちに向かってきた時、オレ、本当に嬉しかった!もう、この喜びほどのものはないんだなって思えるくらい嬉しかったんだよ!首につけてもらったバンダナもめっちゃかっこいいじゃん!あの瞬間、写真にしてもよかったかもね。

先生やスタッフにも感謝だよね!みなさんのおかげで、オレもポッキーのために何でもしてあげなきゃって強く思えたんだ。

本当、いい人達に恵まれたよね!あとは、ダメな飼い主であるオレにも時間をくれて本当にありがとう!残りのポッキーとの一緒の時間、いれる限り一緒にいるね!

おうちについて車から降りた時に、お家にすぐ向かわずに草むらに入ってオシッコしてたよね。近所を満喫してから何とか部屋に入った。でも、はしゃぎすぎて疲れてたでしょ!?やっぱり性格は変わらないね〜笑

とりあえず、何か食べられるようにこっちも色々考えるね。